プログラム紹介

プログラム紹介

ジョイントディグリー・プログラム(JDプログラム)

2024年4月、大学院 環境情報学研究科に東京都市大学・エディスコーワン大学国際連携環境融合科学専攻博士前期課程を開設します。 本専攻は、文部科学省 令和4年度大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業~インド太平洋地域等との大学間交流形成支援~」に選定された事業の主軸となるもので、 国際連携教育課程制度に基づく専攻です。ジョイント・ディグリープログラムとも称され、日本と海外の連携する大学間で開設された単一の共同の教育プログラムを学生が修了した際に、 当該連携する複数の大学が共同で連名して単一の学位を授与するものです。本専攻の海外連携大学は、東京都市大学オーストラリアプログラム(TAP)の派遣先である豪州エディスコーワン大学です。 カーボンニュートラル社会の実現に向けて、同大学と連携して、アジア大洋州でリーダーシップを発揮できる人材養成を目指します。 本学を主大学とする本専攻の学生は、1セメスターを豪州のパースで過ごし、エディスコーワン大学が開講する科目を履修します。 本学開講科目から15単位、エディスコーワン大学開講科目から15単位など所要の要件を充たして、修士論文等の研究成果の審査と最終試験に合格することで、 本学とエディスコーワン大学より連名で英文の学位記(学位:Master of Environmental Studies)が授与されます。

ジョイントディグリー・プログラム

本専攻の概要

授与する学位:修士(環境学)【Master of Environmental Studies】
海外連携大学:豪州エディスコーワン大学
募集人員:本学5名、豪州エディスコーワン大学5名
入学資格:本学大学院博士前期課程の入学資格及び豪州エディスコーワン大学大学院修士課程の入学資格(IELTSスコア6.5以上及び学士の学位等を含む)を有すること
標準修業年限:2年
使用言語:英語
キャンパス:本学横浜キャンパス(神奈川県横浜市都筑区牛久保西3-3-1)
豪州エディスコーワン大学ジューンダラップキャンパス

ジョイントディグリー・プログラムの概要ジョイントディグリー・プログラムの概要

本専攻が育成する人材像

温室効果ガスの排出量は世界最大で、今後も増加が見込まれているアジア大洋州において、脱炭素技術の導入と消費構造の変革、社会インフラの整備を含む気候変動対策は最重要課題である。カーボンニュートラル実現のため、脱炭素技術の開発と活用に関する教育研究を推進する本学とオーストラリアの自然資本を活かして最新のサステナビリティ学を展開するエディスコーワン大学が連携することで、国によって異なる視点や価値観を融合して問題を発見して解決する能力と異文化適応能力を涵養し、アジア大洋州でリーダーシップを発揮できる人材を養成します。
東京都市大学・エディスコーワン大学国際連携環境融合科学専攻のページ: https://www.comm.tcu.ac.jp/ecu-iceis

TAPでの様子TAPでの様子TAPでの様子TAPでの様子
TAPの派遣先である豪州エディスコーワン大学。写真はTAPでの様子。
TAPについて: https://tsap.tcu.ac.jp/

JDパイロットプログラム

本学とエディスコーワン大学とのジョイントディグリープログラムの実施に向け、共同研究・共同指導のトライアルの一環としてパイロットプログラムを下記スケジュールにて行いました。

【2022年度】プログラム概要:

  • エディスコーワンカレッジ(ECC)にて英語クラスを受講
  • ECCのない時間帯に研究室を訪問し、ラボ体験
  • ECU研究部門主催のセミナーに参加

プログラム日程:2023年2月6日~3月31日

派遣先・滞在先:エディスコーワン大学・マウントローリーキャンパス、ホームステイ

参加人数 :8名

参加者8名のアンケート結果

【2023年度】プログラム概要:

  • エディスコーワンカレッジ(ECC)にて英語クラスを受講
  • ECCのない時間帯に研究室を訪問し、ラボ体験
  • ECU研究部門主催のセミナーに参加

プログラム日程:2023年8月4日~9月17日

派遣先・滞在先:エディスコーワン大学・マウントローリーキャンパス、ホームステイ

参加人数 :5名

参加者5名のレポート

シンポジウム開催(JVキャンパスコンテンツ収録)

●シンポジウム令和4年度大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業~インド太平洋地域等との大学間交流形成支援~」の採択を受け、本学の事業内容を学内外に周知するために、キックオフシンポジウムを開催したしました。メイン講演では、世田谷6大学コンソーシアム加盟大学の先生方にご協力いただき、日本語や日本文化、環境問題、SDGS等についての講演を行っていただき、英語訳を付したのち、本学HPやJVCampus等にて発信しております。

1.事 業 名:アジア太平洋国際キャンパスにおけるカーボンニュートラル社会の実現に貢献できる人材養成プログラム
2.日 時:2023年3月16日(木)13:30~16:45
3.場 所:TCUホール (世田谷キャンパス7号館1階) ※一部オンライン配信あり。
4.内 容:学長挨拶 東京都市大学学長 三木 千壽・事業概要説明 事業責任者(国際センター長) 田口 亮・事例発表(オンライン) 琉球大学工学部工学科知能情報 コース教授 岡﨑 威生 様

講演1. 「持続可能な食とは」

東京農業大学農学部デザイン農学科教授

松田 浩敬 様

講演2. 「SDGsに向けた日本文化に基づくライフスタイル変革の動き」

東京都市大学環境学部環境経営システム学科教授

古川 柳蔵 様

講演3. 「日本における異文化コミュニケーションの課題と展望—外国人留学生をめぐって」

成城大学文芸学部英文学科准教授

水澤 祐美子 様

講演4. 「仏教美術の楽しみ方」

駒澤大学仏教学部禅学科教授・駒澤大学禅文化歴史博物館館長

村松 哲文 様

講演5. 「日本の伝統芸能 能の魅力」

東京都市大学環境学部環境経営システム学科教授

表 きよし 様

講演6. 「2050年カーボンニュートラルに向けた企業経営と環境情報開示」

東京都市大学環境学部環境経営システム学科教授

伊坪 徳宏 様

AOFUAサマーキャンプ

アジア・大洋州5大学連合 (AOFUA)【東京都市大学、デラサール大学(フィリピン)、エディスコーワン大学(豪州)、タマサート大学SIIT(タイ)、マレーシア工科大学の5大学】において国際社会でリーダーシップを発揮する人材育成のため、今回AOFUAの一つのプログラムであるサマーキャンプ(第3回)が開催されました。

期間:プログラム1(オンライン) :2023年7月6日(木)、7日(金) プログラム2 マレーシアでのPBL:2023年7月12日(水)~7月16日(日)
主催者(開催場所):マレーシア日本国際工科院(MJIIT)クアラルンプール マレーシア
参加者:都市大5名、MJIIT5名、DLSU4名、SIIT5名(オンライン)、ECU2名(オンライン)

2019年に都市大がホストを務めて八ヶ岳で開催された第一回サマーキャンプ、コロナ禍の2021年にDLSU主催によりオンライン開催された第二回に続いて、今回はオンラインと対面の両方で構成されるハイブリッド型のサマーキャンプがMJIIT主催で開催されました。クアラルンプル現地参加3大学(TCU, MJIIT, DLSU)とオンライン参加2大学(SIIT, ECU)から21名の参加学生を集め、SDGsの4課題(No.4教育の質向上、No.2飢餓の撲滅、No.11持続可能な都市、No.13気候変動への対応)に関し講義を受け、グループワークで構成されるワークショップを実施し、グループプレゼンテーションを行いました。各グループはオンライン参加者も含めた5か国の混成チームにより議論、総括、発表を行うことが求められ、多国籍の学生の中での発言力、リーダーシップ、総括力といったグローバルな環境において必要とされる能力の開発に資するものでした。今回都市大からの参加者はTOEIC880~960の英語力を有し、他大学の参加者と伍して、積極的に発言し、リーダーシップを発揮していました。このような機会はAOFUAならではの貴重な機会であり大変刺激を受け、より意欲的に取り組む機会となることと思われます。本サマーキャンプは5大学が持ち回りでホストを務めることとなっており、次回2024年はタイ、タマサート大学SIITがホスト大学となる予定です。

参加学生の声ページ

AOFUAサマーキャンプイメージ画像AOFUAサマーキャンプイメージ画像AOFUAサマーキャンプイメージ画像AOFUAサマーキャンプイメージ画像

オンライン交流(ハイブリッド講義システムの構築)

2024年度には本学とエディスコーワン大学とのジョイントディグリープログラムとして国際連携専攻を設置されますが、国際連携専攻では、双方の大学に学生達が一定期間留学し集い対面で講義を受け、研究活動を行うことが予定されています。また、AOFUA(アジア・オセアニア5 大学連合)加盟大学や世田谷6 大学コンソーシアム加盟大学など本学との協定大学の学生もオンラインで授業やワークショップ等に参加も予定されています。このようなハイブリッド形式の授業やゼミ等が実現できるよう、ハイブリッド講義システムを横浜キャンパス3 号館33G 教室へ導入いたしました。

オンライン交流オンライン交流オンライン交流オンライン交流

ニューコロンボプラン(NCP)

ニューコロンボプランはオーストラリア政府による重点的な取り組みのひとつであり、オーストラリア人学生の留学やインターシップへの支援を通じて、インド太平洋地域についての造詣を深めることを目的としています。本学のNCPによるオーストラリア学生(ECUの学生)の受入れは2018年よりスタートし、現在のプログラムは2週間の日程のうち、1週間はスタディーツアー、もう1週間は東急グループなどの日本企業等でのインターンシップの機会を提供しています。2022年度は、2023年2月6日(月)~17日(金)の間、本学世田谷及び横浜キャンパスにて、東京都市大学オーストラリアプログラム(以下:TAP)で提携するECUから、学生28名と教員3名の計31名が来日し、研修プログラムを行いました。 ECUの学生達は、本学のTAP経験者や留学生サポーターといった学生(バディー)と交流を深めながら、日本の文化、伝統、歴史を学ぶとともに、企業等でのインターンシップや本学研究室の活動へ参加しました。 また、横浜キャンパスでは、本学学生と英語による研究発表会を開催し、環境問題やサステイナビリティに関する活発な討論が行われました。

ニューコロンボプランイメージ画像オリエンテーション
ニューコロンボプランイメージ画像日本語体験教室
ニューコロンボプランイメージ画像円覚寺での座禅体験
ニューコロンボプランイメージ画像東京スカイツリー見学